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当社は、国内の業者間オークションにも参加しております。バイク○さんなど、高価買い取りを謳う買取専門業者さんと同じく、高価買い取りもできます。お気軽にご相談下さい。
当社が「買い取り」を最初のうたい文句にしないのは、それを一番のうたい文句にしている業者さんのやり方と少し違うからです。
長くなりますが、宜しければ、ご一読下さい。
テレビやラジオでは「査定無料。すぐお電話を。今ならキャッシュバック○万円」などとよく宣伝されています。
不要バイクの処分先をお考えの皆様が、
「少しでもお金になるなら。」
「査定無料と言ってるし聞いてみるくらいなら良いだろう。」
「買取りとはいかなくても、まあ、最悪、無料で引き取ってくれるんじゃないかな。」
こうお考えになるのは当然だと思います。
当社ご依頼のお客さまの中でも、かなりの数の方が、当社よりも先に他の買取業者さんに査定依頼をされています。それなのに当社へ依頼された方々のお話を総合すると下記の様な経緯だったようです。
最初「○○というモデルなら○万円で買取りします。でも状態によります。」とは言ってた(書いてた)。それなのに、電話して査定士が現場に来ると「エンジンから少し異音を感じる」「フレームやカウルに傷がある」「社外部品が使われている」などと、復元料と称する多額の金銭を当初言ってた額から差し引き、無料どころか逆に処分料がかかると言われた、または差し引き無料でも廃車手続費用○千円を請求された、そんな事例がほとんどです。
一般の方だけでなく、プロのバイクショップさんや新聞販売店さん相手にすら、そんなことしてた例もありました。
強い意志で断わり、すがる業者を追い払い、そんな目にあったのにも関わらず粘り強く、他のもっと安い業者を探し、たまたま当社を知り、勇気をもって「買取業者が処分料要求してるようなバイクだけど、本当に無料でやってくれるのか?」と、電話で確かめてから、ご依頼して下さった方々ばかりです。
ちなみに、買取業者は、本当は買い取りしてないのか?というと、そうでもありません。不動車でも「業者オークションに流せるような車体」は買っています。これは当社も同じです。
業者オークションでは、初版(そのバイクモデルの車台番号1番)がメーカーから発売された年から1年経つごとに、新車価格からだいたい20%ずつ差し引いた額で取引されています。
1年経つと新車価格の80%、2年で60%、3年で40%以下、といった感じです。
もちろん、車体の状態によって多少上下しますが、だいたいこのような価格帯で取引されています。
生産台数が少ない限定モデルなどプレミアついた車体は、この範疇ではありませんが、もともと数が少なく、街で見かけることもあまりないので除外します。
走行距離は1万km以内です。これを超えると新車1年目でもプレミアでもガクンと下がります。1万kmの桁がない4桁メーター装備車や社外メーター装備車は最初から論外です。
(左が4桁メーター、右が5桁メーター)
業者オークションの相場表です。
買取業者の査定士は、この相場表を持って査定します。
「自社販売してるから高価買い取りができます!」なんて宣伝してる業者をときどき見かけますが、業者オークションの相場以上で買うことはありません。欲しいモデルだったら業者オークションで安く手に入るからです。日本全国で年間10万台以上出品されていますから、すぐに手に入らないモデルはありません。
買い取り額は、この相場表の評価額から、修理して磨いて出品するのにかかる費用、消耗部品費用、手続き費用、搬送費などその他経費を差し引き、算出されます。
残念ながら、
「修理に手間取らず、消耗部品の交換程度で済み、外装に問題なく、ちょっと磨けば業者間オークションに出せる、そんな車体であっても、5桁メーター装備モデルで、かつ初版から5年以内、せいぜい7年以内であること、またはプレミアモデル。」
買い取りできるバイク車体とは、こんな限られた条件を満たすものだけです。
新車を買って、少し乗って、でも使わなくなったからすぐに売ろうっていう方が、CMの効果か意外と多く、だからこそ買取業者や業者オークションが成り立っています。
でもバイクは、車のように場所もとらず、またせいぜい通勤通学程度にしか使わない、超長距離を走るようなことも少ないので長持ちしやすい乗り物です。
新車を買って、何らかの理由で乗らなくなっても、「また使うかも。」「友人が欲しがるかも。」
そんな理由でご家庭で長く留め置かれます。それが普通です。
ごく普通のご家庭にある、そんな普通の処分待ち車体、その圧倒的大多数が買い取り対象外、それが実態です。
当社が疑問に思うのは、そんな実態にもかかわらず、買い取りを前面に打ち出して人の心理につけこみ、対象外車体のご依頼に処分料や手続料を被せようとする業者の姿勢です。
そんな業者を振り切り、何とか断ったものの、処分先を見つけられず、諦めてどこかにバイクを放置してしまい、サビサビになって、当社でも復元不能になってしまったバイク車体が増えています。
その代表例です。これでもきちんと家の軒下に保管されて、カバーもかけられていました。昔のモデルなので分かりやすいのですが、今のモデルは外装がほとんどプラスチック製なので、中身だけ錆びてて分かりにくいです。
当社でも、「動かせば崩壊しそうな車体」は無料でも引き取りできません。腐食やサビの侵食で、バイクの走行時に必要な強度が足りなくなって、全く使えなくなるから駄目なのです。
事故車は大丈夫です。少なくとも事故車は、事故が起こるまでは使われていた証ですから、リサイクルできる部品の宝庫でもあります。でも放置は、湿気の多い日本では手を使わない破壊です。錆びてしまった車体は、どの部品もリサイクルできません。
当社は、自社整備工場と国家資格を持つ整備士とを有し、低コストでできるだけ多くの車体をリサイクルできる手段を確保しております。
ズーマー整備中です。国内の中古車市場でもまだ人気があるモデルですが…
クランクが破断し異音が発生。某業者から車体処分費を要求されていました。
当社は、海外ネットワークにも参加し、国内では流通しないような古いモデルでもリサイクル先を確保しています。安い中国メーカー車の台頭で、以前に比べて数が随分減りましたが、日本の中古車を買ってくれるような国々は、世界でまだ多いのです。
自国にバイクの生産メーカーが存在しない、砂利道ばかりで道路事情も悪く、燃料の質も良くない国々ですが、でも、そんな国だからこそ、耐久性の高い日本車を、多少古くても、動きさえすれば問題ないと、彼らは選んでくれます。。
しかし、そんな国情ですので、物価ももともと安く、日本製の中古車といえども、高くは売れません。日本では自転車も買えない様な額だったりもします。。
自分たちで運んで手続して整備して、さらに数をそろえて輸出コストも少なくすることで、ようやく薄い利益が出ます。日本で鉄くずになるよりはずっとマシ、海外でも日本車に乗ってくれる人が増えるなら薄利でも構わない、そんな想いで取り組んでいます。大手買取業者のようにテレビやラジオに宣伝費使っていたら、とても利益が出ません。
もし、バイクの売り先や処分先をこれからお探しの方で、幸いにもこのページを見つけられたのでしたら、是非ご一考下さい。
先に他社で査定されて構いません。
でも、もしそこで処分料とか手続料云々言われたら、強い意志で断り、諦めず、車体が復元不能になる前に、当社へご依頼下さい。
当社は、処分料手続料など絶対に頂きませんし、コストを抑えている分だけ買い取りでも他社より有利です。少なくとも、ここまで読んで下さった方々に損はさせません。